ヒッキーヒッキーシェイク

ヒッキーヒッキーシェイク

 音楽にまつわる情報を得ようとしてインターネット・ウェブをさまよってみて、目につくのは有名人に対する罵詈雑言ばかりだった。ここは学校の椅子の上とどう違うのだろう? 生徒たちのからかい合い、それらを取りまとめたような教師の世間に対する毒づき。それでいて誰も、自分の実力を堂々と披露したりはしない。本当に速く走れるなら、それを活かして獲物を摑まえて見せればいい。英語の構文に精通しているのなら、それを駆使した論文なり詩なりを書けばいい。芸能人を不細工だと思うなら、その隣に立って自慢の美貌を披露すればいい。こんな場所に僕はいたくないと、ディスプレイ上の世界に対してもまた感じた。
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